Windowsでのファイル処理とVBAライブラリのDir関数

ファイルのコピーや名前の変更、ファイルの一覧などの処理はマクロの記録ではできません。まずは、 VBAのライブラリのDir関数などが使えるようにします。

ファイルとフォルダの関係、Windowsのドライブ、フォルダによる階層構造、パスやカレントフォルダなどWindowsのエクスプローラーのファイル操作と同じことをVBAライブラリでもできる。

Windows10のアドレスバーからフルパスを得る

この2つを例にファイルの操作を説明する。2つのフルパスを示す。
ディスクトップ:C:\Users\take\Desktop
ドキュメント :C:\Users\take\Documents

takeはログインユーザ名。takeはWindowsにログインする時に使った名前に置き換えて下さい。フルパスとは、ドライブ名C:から始まり、¥を区切り文字にしてフォルダを並べ(最後はファイルのこともある)た文字列のことを言う。

¥マークは英語専用のフォントでは\(バックスラッシュ)になることがある。

ディスクトップとドキュメントのフォルダ(Windows10)

ディレクトリ(フォルダ)の構造は、どのフォルダも親ディレクトリ/フォルダは1つだけだが、ディレクトリ/フォルダの下にはいくつでもディレクトリ/フォルダを作ることができる。コマンドプロンプトの2つのドット「..」は、親ディレクトリ/フォルダを意味する。1つのドット「.」は今のディレクトリ/フォルダを意味する。

コマンドプロンプトを実行するとフォルダではなくディレクトリという言葉を使う。以下は、Windowsメニュー/Windowsシステムツール/コマンドプロンプトの画面。

コマンドプロンプトでDirコマンド ディレクトリとはフォルダのこと

VBAのライブラリのFileSystemモジュール(Module、VBEの標準モジュールに相当)に定義されている。

FileSystemのアイコンはModule

Moduleアイコンのメンバーは、Classのようにプロパティは無い。Moduleのメンバーは、SubかFunctionプロシージャで定義されている。入力時に?やカッコが必要かどうかは、入力時の引数のヒントから判断できる。Funcitonプロシージャは、戻り値の型があるので()と戻り値を出力するために?も入力する。

VBAのファイル処理の注意点としてファイルの削除は、ゴミ箱に入らないため復活することができない。このことを意識してバックアップのためにコピーをすること。

(Visited 499 times, 1 visits today)
カテゴリー: Excel基本操作, 13 ファイル処理、メモ帳とのデータ処理 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です